バイオマス燃料供給事業

株式会社エネ・ビジョンが、2013年6月に合同会社しまね森林発電を設立し、島根県江津市松川町にある江津地域拠点工業団地内において江津バイオマス発電所(外部リンク)を2015年7月から運転開始されました。

この江津バイオマス発電所の発電所出力は12.7MWで、年間発生電力量は約86,000MWhになります。これは、一般家庭約23,000世帯分の年間消費電力量に相当します。

播磨屋林業株式会社では、今まで利用されなかった枝葉根や間伐材等の林地残材(未利用材)を一時中間土場へ集積し、自走式木材チッパーで切削してチップにします。その後、江津地域拠点工業団地内の松川事業所へ搬送し、鉄くずを除去してからストックヤードへ未利用材のチップとして保管します。また、一般材も同様な流れで未利用材とは区別して保管します。

これらのチップは、江津バイオマス発電所のボイラー用燃料として計画的に供給しています。

※「バイオマス」とは、生物資源(bio)の量(mass)を表す概念であり、一般的には「再生可能な、生物由来の有機性資源(化石燃料は除く)」のことを呼びます。そのなかで、木材からなるバイオマスのことを「木質バイオマス」と呼びます。